Cảm ơnは使わない!?ベトナム語で「ありがとう」の伝え方
本日のテーマはベトナム語で「ありがとう」を伝えるフレーズです。
日本では、人に親切にしてもらったり、感謝を伝えたい時などは「ありがとう」というフレーズを割と気軽に使いますよね。ベトナム語で「ありがとう」は"Cảm ơn"と言います。ベトナム語のテキストにも必ずと言っていいほど紹介されているフレーズですが、実はこの言葉、当のベトナム人はあまり使わないと言うことをご存知でしょうか?
本日は、ベトナム語で言う「ありがとう」についてシェアをしていきたいと思います。
ベトナム人は「ありがとう」をあまり使わない?
ベトナムに旅行に行った時「ありがとう」と言ったら、なんだか少し変な雰囲気になっちゃった。お礼を言ったのにどうしてだろう?
それ、実はちゃんとした理由があるんです!
実は、ベトナム人は「ありがとう」という言葉を言うことも、言われることも慣れていません。実際、日常生活で「ありがとう」を使う機会も少ないんですね。これは、ベトナム人は礼儀を知らない、ということを言っているのではなく、ベトナムの文化が関係してます。
ベトナムでは、お互いが助け合うのは当たり前、という考え方が一般的なため、人に何かをしてもらった時などに「ありがとう」と言われると、少し他人行儀な印象を与えてしまいます。そのため、日常の些細なことについては「ありがとう」を使わないというのが一般的です。
せっかく「ありがとう」と言ったのに、返事がなかった、そっけない態度を取られた、とショックを受けることのないよう、まずはベトナムの文化について知ることから始めましょう。
ベトナム語で感謝を伝える方法
Cảm ơn + 人称代名詞
Cảm ơn anh. / Cảm ơn chị.
単純に"Cảm ơn"を使うのではなく、その後ろに人称代名詞を入れる方法です。
より気持ちを表現したい時
Cảm ơn nihều!
強調を意味する"nhiều"を入れることで、より気持ちを込めた「ありがとう」を表現することができます。このフレーズにもb人称代名詞を入れて"Cảm ơn (anh/chị) nhiều!"とすることもできます。
フランクに伝えたい時
Cảm ơn anh nhé!
語尾に"nhé"をつけることで、少しフランクな表現になります。
強い感謝を表現したい時
Cảm ơn rất nhiều!
"rất"をつけると、より強調した表現になります。
より丁寧に伝えたい時
Em cảm ơn anh!
目上の人に対して感謝を伝えたい時など、より丁寧に表現する時は主語を入れます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ベトナムに行ったことがある方も、ベトナムに行ったことがない方も、ぜひ本日ご紹介したようなフレーズを参考に、ベトナムで感謝を伝えてみてください。
ベトナム人の文化や考え方を知ることで、これまで以上に円滑にコミュニケーションが取れるようになりますよ!