まずはこれだけ!ベトナム語を話せるようになるまでの勉強法

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山本紘之

経済急成長中のベトナム。そんなベトナムで話されている「ベトナム語」も、熱い注目を浴びています。そんなベトナム語を勉強するなら、どういった手順で取り組むのが良いのでしょうか。

目次

ベトナム語の文法は簡単、だけど発音が難しい

ベトナム語とは、その名の通り、ベトナムで話されている公用語のことを言います。正確に言うと、ベトナムには大小様々な部族が暮らしており、その中でも最も多い「キン族」で話されているのがベトナム語です。

文字は、一昔前までは漢字ベースのものが使われていましたが、フランスに統治された頃に、アルファベットを使う、現在のスタイルへと変更されました。中国語などと同じく「声調記号」が使われており、同じアルファベットを使った言葉でも、言葉のイントネーションによって全く異なる意味になるのが大きな特徴です。

このベトナム語、文法自体は英語でいう「S+V+O」の形で話されます。時制によって語句の形が変化したりもしないので、非常にシンプルです。少し勉強しただけでも、構文のルールはすぐに分かるようになります。

一方、発音については声調記号の存在により、非常にシビアで、少しイントネーションを間違えるだけで、相手にまるでこちらの意図が伝わりません。

ベトナム語を勉強するのであれば、ポイントとなるのは、いかに正確な発音をマスターするかという点でしょう。

ベトナム語を話せるようになるまでの勉強法

ベトナム語を話せるようになるには、どういった手順で勉強していけば良いでしょうか。本日は、ベトナム語勉強歴5年、何度も何度も挫折した末にいきついた、私のおすすめの勉強法についてご紹介します。

声調記号のマスター

まずは、なんといっても声調記号をマスターすることです。ここでいうマスターとは、声調記号を覚えることではなく、声調記号を正確に発音できることを言います。

声調記号を制するものはベトナム語を制するといっても過言ではないほど、声調記号をマスターすることは重要です。ベトナム語には5つの声調記号があります。同じアルファベットを使っている語句であっても、この声調記号が異なるだけで全く別の意味になってしまいます。

例 "ma"という単語に声調記号をつけた場合

  • ma:お化け
  • má:お母さん

日本語の場合、イントネーションによって単語の意味が変わるということがありません。多少おかしな発音でも、なんとなく伝えることが可能なのですが、ベトナム語の場合そうはいきません。

まずは、各声調記号の発音方法を学び、毎日繰り返して練習することが重要です。

山本紘之

私はベトナム語の発音が間違っている時、妻からかなり厳しくチェックされます。私にとって些細な違いでも、ベトナムネイティブにとっては大きな違いと判断されてしまうようです。

各アルファベットの発音マスター

続いて、各アルファベットについての発音を覚えていきましょう。ベトナム語でもアルファベットを用いて言葉を表現しますが、「D」と「Đ」のように、英語とは、微妙に使われるアルファベットの種類に違いがあります。これらアルファベットの発音をしっかり理解していれば、初見で出てきたベトナム語がどう言う風に読むのかが一眼で分かるようになります。

ベトナム語は「スピーキング力」と「リスニング力」が重要になってくる言語です。正確な発音をマスターすることは、これらの力を養成する上で必ず助けとなります。

単語の暗記

声調記号やアルファベットの発音をマスターしたら、ようやく単語を覚える作業に入ります。
発音練習は並行して続けてください。

生まれたての赤ちゃんが、「パパ」「ママ」など簡単な名詞の暗記から言葉を覚えるように、全く知らない言語を学習するときは、単語から覚えることをおすすめします。

まずは、1日10個、身の回りのものをベトナム語でどう言うか調べ、それを暗記していくという作業をしてみましょう。慣れないうちは相当しんどいと思いますが、何度も反復練習をすることで、少しずつ身についてきます。

覚える単語は名詞から選び、続いて動詞、形容詞や副詞などについて少しずつ語彙を増やしていきましょう。

文法の暗記

ある程度単語を覚えた後は、いよいよ文法について学んでいきます。ただ、先ほど述べたように、ベトナム語の文法はそれほど難しくありません。まずは、挨拶や日常で使いそうな簡単な文法パターンを覚えていき、表現手法をすこしずつ増やしていきましょう。

文章が長くなると、声調記号やアルファベットの発音が間違えやすくなってきます。正確な文法を使うより、正確に発音することの方が大切になりますので、正確な発音ができるまで辛抱強く練習しましょう。

1分スピーチ

文法まで学べば、ベトナム語マスターまであと一歩です。言葉は、覚えるより話すことが大切です。ある程度文法が理解できるようになった後は、それをアウトプットする割合を増やしていきましょう。

おすすめなのは、1分スピーチなどで、時間を決めてその間ベトナム語を話すと言う練習方です。スピーチのテーマはいくつか決めておき、日毎に変えて行うことで、様々なテーマでスピーキングの練習をすることができます。また、録音をしておくことで、後から発音をチェックしたり、改善点を見つけたりすることができるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は、ベトナム語を勉強するためのおすすめの方法についてご紹介しました。ベトナム語は、決して難しい言語ではありません。毎日諦めずに継続できれば、比較的短期間で話せるようになるでしょう。

ぜひ、本日ご紹介した勉強方法を参考に、ベトナム語の学習について取り組んでみてください。

本日はこんなところで。

失礼します。

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